イタズラなKiss 恋するサマーナイト Part2 レポート
2008年09月05日(金)~2008年09月06日(土)
現在絶賛放映中のTVアニメ「イタズラなKiss」を映画館で一晩かけて一気に上映しようと言う、あまり類を見ないイベントの第2回が開催されました。
前回に引き続き今回も琴子役の水樹奈々さんがイベントに出演されるというので、眠い目をこすりながら参加してきました。
その際のレポートを簡単にまとめておこうと思います。
●イベント会場
今回の会場となったのも、前回のPart1と同様「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」。
ただ、前回の2番スクリーンと違って、今回は"7"番スクリーンでした。
7番スクリーンはこの映画館で一番大きいらしいです。
ちなみに前回の2番スクリーンは369席、そして今回の7番スクリーンは644席と、前回のキャパシティから7割増しのようです。
道理でチケットも簡単に取れたし、その後もmixiのイタズラなKissコミュニティやYahooオークション辺りの市場で余り気味だな、と思いました。
しかし、前回の反響を受け、主催側も空気を読んで大きなスクリーンに変更したと考えれば、グッジョブと言わざるを得ません。
●イベント参加方法
8月29日の午前0時(28日の夜中の12時ですね)から、TOHOシネマズ 六本木ヒルズのサイトでオンライン予約が開始しました。
とりあえずPCと携帯電話両方から予約を取りに行ったんですが、やっぱりかなりの混雑だったようで、暫く接続できない状況が続きました。
まぁそれでもなんとか「D-11」と言う、左サイドの割と前の方の席が確保できました。
ちなみに前回とほぼ同じ席です。
前列中央ブロックは混みそうだったので、敢えて左サイド狙いで。
●イベント出演者
- 監督:ヤマサキオサム
- 相原琴子役:水樹奈々
- 入江直樹役:平川大輔
- 入江紀子役:松井菜桜子
MC
- 池沢金之助役:阪口周平 (※敬称略)
前回の出演メンバーに加え、今回は松井さんも参加となりました。
前回はMCの阪口さんが事前に公表されていませんでしたが、今回は松井さんが事前アナウンスなしで当日サプライズ的にゲストとして参加されていました。
●イベント内容
開始直後いきなりのMCの阪口さんのマイクが壊れていると言うハプニングが発生しました!
仕方がないので肉声で進行と言う異例の事態に。
ゲストの平川さんのマイクも反応無し。
阪口:「ライブですから!色んなハプニングがあります!」
ハプニング過ぎます。
監督のマイクもダメで、結局5本中2本しか使えるマイクがなくて、しゃべる人に交代でマイクを渡すと言うなんともアレな状態になってしまいました。
割とマイク無しの人も喋っていたので、近くの人じゃないと辛かったかも知れませんね。
この後45分程5人でマイク2本の進行となりました。
ライブ感ありすぎです。
1. 各出演者の挨拶
出演者の方々が順にご挨拶。
色々話されて全部はとても載せられないので、一部抜粋で。
雰囲気だけでも伝われば幸いです。
監督:「眠れぬ日々を送ってます」
「24、25話の作画監督もやってまして、まともに布団で寝てません」
「今日は風呂だけは入ってきました(笑)」
平川:「最近雷雨が多かったけど、今日は雨も降らずよかったです」
「イタKissのラブパワーを感じて帰っていってください」
水樹:「私もラブパワーを感じる服を着てきました」
「こうハートマークがいっぱいの」
(衣装のスカートには、ハートマークが一杯ついてました)
松井:「ママと言えばすごいテンションで周りを引っ張っていく人です」
「直樹と琴子ちゃんは、ママがいないとどうにもならなかったんじゃないかな?と」
2. 人気のあるシーンの台詞を再現
監督の意向で(まぁ進行通りなんでしょうが)、TVアニメ本編で人気の高かったシーンを、この場で再現してみようと言う試みが行われる事になりました。
しっかり台本が数冊準備されており、ステージ上にマイクスタンドが2本セットされ、奈々さんと平川さんが台本を持って立ち、600人もの観客の前で生演技です。
これは中々見られるもんでもないので嬉しいですね。
ちなみに、「イタズラなKiss」の台本は、表紙の色が毎回違うそうですよ。
監督は以前、表紙が全部同じ色だから間違った台本を持っていって困った事があって、これは便利らしいです。
選ばれたシーンは以下の通り。
- #14「最強のKISS」の冒頭、雨の中の琴子と入江のラブシーン
- #16「追いかけてハッピネス」の、琴子が金之助に誕生会に誘うシーン
入江の「俺以外の男を好きだなんて言うな」と言う台詞に場内の女性ファンがメロメロに。
終わった後、演じていたお二人がすごく恥ずかしがってましたね。
奈々:「台本からこう目線外したら終わりだと思いました!」
平川:「やってる間に目の下あたりがひくひくしてきた」
松井:「恥ずかしかったのがよく分かる」
阪口:「『俺以外の男を好きだなんて言うな』、何言ってんだよ!」
「どうなんですか?(女性陣に向けて)」
奈々:「言われたい!!」
平川:「男性陣から総スカンでしたからね」
阪口:「直樹って言うか大輔が嫌い!」
平川:「長嶝さんがずーっとブツブツ言ってましたよ」
なんだか予定に入ってないようですが、突如金ちゃんにも無茶振りされて再現するハメに。
阪口さんの進行表には載っていない流れだったようですが、それはこの後への布石だったようです。
3. 阪口周平の誕生日のお祝い
今回のイベントが催された09月05日は、金ちゃんこと池沢金之助を演じる阪口周平さんの31歳の誕生日だそうですよ?
と言う訳で、ステージに誕生日ケーキが運び込まれました。
運び込んできたスタッフ「ラブ子安」(女性)が、なんかナースのコスプレしてましたね。
ドンキホーテとかで売ってそうな安い衣装を普通の服の上から着込んでるような感じが見苦しい。
この流れのために、先ほどのシーンの再現で金ちゃんのシーンがあったようで、ちゃんと台本も用意されてましたしね。
ステージ上のスクリーンには、劇中でも出ていた金ちゃんのケーキのアップが映し出されていました。
会場の観客も一緒になってみんなで
「Happy birthday to you. Happy birthday to you. Happy birthday dear "周ちゃん". Happy birthday to you.」
を歌い、ろうそくの火を消してました。
阪口:「ありがとうございます、僕の進行台本にはこんな事書いてなかったんですよ」
「なんかおかしいな~?と思ってたんですよ、色の違う台本あるし」
松井:「泣いてんの?」
阪口:「泣いてないですよっ!」
4. 23話のアバンタイトルと24話の予告の上映
イベント当日は、関東ではTBSにて#22「最強のプレゼント」の放送日でした。
今回なんと特別に、その第22話すら通り越して、次の第23話のアバンタイトル(OPより前に放送される部分)と、その回の最後に放送される第24話の予告が上映されました。
その上映された24話の予告が、かなりシリアスな雰囲気で、何かとても緊迫した事態になっているようでした。
全然いつものイタKissっぽくない重い音楽と台詞回しで、ただ事ではない事が伺えました。
阪口:「ちょ、監督?!」
監督:「どうしちゃったんでしょうね?」
「多田先生のプロットはこう言う展開で、すごいシリアスなんですよ」
「9回位シナリオ書き直してあります」
「23、24話って、ギャグのテイストがないとシリアスになってしまって」
「最終的にイタKissらしくなってる、ハッピーにはなれる」
「今作ってます、24話に関しては今週僕の所を抜けました」
「放送できるといいな?(爆)」
5. 各出演者の全話録り終わってのコメント
平川:「25本やらせて頂いて、直樹って言う人物になっていく成長ドラマなのかな?って思いました」
監督:「24で最終回で、25は回想編、番外編?」
「オリンピックがあって放送が飛びます、だと困るので」
「24回はやります、と言う事だったので24話で終わるようにしてます」
「25話はその後の回想話で、パイロットフィルムのような、髪のハイライトなしとか」
「TVシリーズとは質の違うものになってます」
平川:「やっとまともな人間になった、素敵な作品に仕上がったと思います」
「みなさんにジャッジをお願いします」
奈々:「妊娠しまして、子供ができて、その後の話にお母さんになっても全然変わってない、ずっとそのままで」
「子供らしい感じが続いてて、もっとお爺さんお婆さんになっても、この関係が続くんだろうな?と思います」
「誕生日のお祝いしたり、集合写真とか、すごくいい現場でした」
松井:「私たちすごい似てるんですよ、何か親子みたいな」
奈々:「親子って!姉妹です姉妹」
松井:「本編の中で行動が似てきて、中の人まで似てくる」
松井:「直樹が成長する過程で、きっと挫折を知らないんじゃないかな?」
「成長の分かる台詞が24話にあったり、色々まだ言えないんですけど」
「琴子は挫折を知ってるから、ラブレターを出しても読んでもらえなかったり」
「こんな心強い姑さんいないですよ?」
「一緒にラマーズ法を練習したり!」
阪口:「僕にも振ってくださいよ」
松井:「どうだった?」
阪口:「さっき松井さん、挫折を繰り返し生きてきた、って言ってましたけど」
「直樹は幼い頃すごい挫折を味わってますよ?」
松井:「あー、ママ?!」
阪口:「歪んで成長してきた」
阪口:「琴子ちょっとひどくね?」
「家に帰ってツーッて涙が」
阪口:「ちょいちょい余計な事するやんか?」
「あれ無かったらもうちょっとストレートにくっ付いてたて」
阪口:「独立して自分の店を出すんですよ?
「金ちゃんとクリスの間にも子供が
「あれ無かったらもうちょっとストレートにくっ付いてたて」
「」
6. マスコミ向け写真撮影会
前回も行われた、マスコミ向けの写真撮影回が今回もしっかり行われました。
前回より撮影しているカメラマンが多かったような気がします。
本邦初公開?!な琴子の妊婦姿の等身大スチールがステージに持ち込まれ、そのパネルを囲んでの5人の記念撮影と言う、なんだか不思議な絵面になってました。
そうそう、ここへ来てようやくマイクが復旧したようで。
阪口:「開始45分にしてようやく本来あるべき姿になりましたね」
全くもってその通りです。
(一部)マイクなしで進行するイベントとか初めてでしたよ。
7. プレゼント抽選会
入場時にパンフレットと一緒に渡された抽選券によっての抽選会が行われました。
ちなみに自分の番号は「230」でした。
まぁこの手のプレゼントは当たった事ないんで、あんまり期待してないんですけどね。
もらえたプレゼントは下記の通り。
- DVD1~3巻×2人(411, 271)
- 設定資料集(サイン入り)×3人(269, 7, 143)
- 第22話「最高のプレゼント」台本(サイン入り)×1人(91)
プレゼントを直接受け取った後、握手とかしてもらってたのがすごく羨ましいです。
平川さんなんかは特に女性ファンにキャーキャー言われてましたからね。
阪口:「いいなー『キャーキャー』言われて!」
平川:「キャーキャー(笑)」
阪口:「チッ」
平川:「舌打ちされたわっ!」
台本は松井さんの計らい?
最初は設定資料集までだったのですが、突発的なのか、松井さんの提案で台本もプレゼントされていました。
8. 終わりの各出演者の挨拶
監督:「最終回に向けて頑張ってます」
「多田先生が書き切れなかった部分を全力で作ってます」
「帰ったらご家族、友達に『イタKiss見ろっ!』と薦めてください」
平川:「僕らの収録は終わってるんですけど、スタッフが精魂こめて作ってます」
「この作品に出会えて幸せでした」
「僕の一番の代表作になります」
奈々:「ずっと大好きだった作品で、こう言うイベントでファンと触れ合えて嬉しいです」
「琴子が大好きで、演じる時に入りすぎて、具合悪い時ホントのお腹痛くなったり」
「派手に六本木の街でダイブしたり」
「役とすごいリンクしてて、すごいチームワークで収録してて」
「なりきってやらせていただきましたね」
松井:「あっと言う間でした」
「息子の裕樹が小学生から大学生になって……13年間?」
「それで追いつくのが、ね?」
「私自身こんな姑に、こんな大人になれたらいいな?」
「25話は私も出てて、『この話をぜひやって欲しい』そう言う話をやってます」
「ランキングしたら1位取るんじゃないかな?」
阪口:「家族や友達に是非」
「このイベント3弾があるかもしれません」
「キッズステーションで10月17日23時30分から放送されます」
「Gyaoの方でも配信されます」
9. 上映会
出演者らがステージ袖に退場し、ここからが一応今回のイベントの趣旨となる、TVアニメ「イタズラなKiss」の第11話から第21話の上映会になります。
前回よりさらに上映話数が増え、全11エピソードとなっているので、「1・3・3」から「1・3・2・2」と言う上映ローテーションになってました。
具体的に上映されたエピソードは下記の通りです。
- #11「夢でKiss・Kiss・Kiss」 15分休憩
- #12「すれ違うハートたち」
- #13「恋のピリオド」
- #14「最強のKiss」 休憩10分
- #15「ハネムーン・パニック!」
- #16「追いかけてハッピネス」
- #17「ねたまれそうなNEWフェイス」 休憩10分
- #18「不機嫌なトライアングル」
- #19「CRAZY FOR YOU」 休憩10分
- #20「ナイチンゲールの誓い」
- #21「ガラスの少年」
13話を見逃していたので、クリスの登場シーンを見てなかったんですよ。
こう言う形でちゃんと見れて嬉しかったです。
改めて見てみると、金之助と街中でばったり会ってから、大学の食堂のシーンでもず~っと金之助だけを見てたんですね、クリスって。
20話、21話もコミケ前日だったり、実家帰ってたりで見られていなかったので、今回のイベントは丁度よかったです。
あの天使のように可愛かったノンちゃんがずいぶんヤサグレてるなぁ、と言うのが、見ていなかったラスト2話の印象でした。
前回な上映された10話全部見ていたのですが、今回は見ていなかった話が結構あったので、その点が補完できただけでも来てよかったです。
●イベントの感想
前回よりも出演者が1名増え、トークもかなり弾んでいました。
それでも相変わらず平川さんがいじられている訳ですが。
割とステージに近い所で見られたし、イタズラなKissに対する出演者の色々な思いも聞けたので、貴重な機会でした。
特に2回目、と言う事で、時期的には皆さん既にアフレコを終えられているので、その思いも様々でしょう。
ただ、まだ未放送のため、言いたい事が全部言えなさそうなのがもどかしかったようです。
3回目もきっとあるでしょう。
ただ、次は恐らく10月以降、TV放送の全25話が全て終了した後になると思っています。
残り話数が4話しかないので、今までと同じ時間に開催されるかどうか分かりませんが。
夜中の2時とかに開放されても困るんですけどね。
次回も開催され、物語として完結した上での様々な裏話やエピソードが聞けるといいですね。
その時はぜひ他の出演者の方ももっと呼んで頂けると嬉しいかな?