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電撃文庫秋の祭典「アリソンとリリア」ステージ レポート

2008年10月05日()

 さる10月05日、秋葉原にて行われたイベント「電撃文庫 15周年 秋の祭典」。
その中でいくつか行われたステージイベントの一つ「アリソンとリリアステージ」に参加してきました。
今回はそのイベントの模様を簡単にまとめておこうと思います。

●イベント会場

 秋葉原の駅前にある「秋葉原UDX」にて行われていました。
秋葉原駅の電気街口を右へ出て徒歩数分の所にあります。
会場は巨大なビルの1フロアだったんですが、外には巨大なスクリーンが元から設置されており、ステージイベントの内容が中継されていました。
そのお陰でイベントに参加できなかった人も外で十分に楽しめたようで、その点の配慮はよかったと思います。

 会場は2階の特設ステージ。
客席はイスなしのオールスタンディングでした。
キャパ200名にしてはスペースがそこそこ広かったんですが、結局みんな前の方へ詰めるので後ろがガラガラに。
さらに後ろの方に柵が組まれ、その後ろからは当選ハガキを持たない一般入場者でもステージを観る事ができるようになっていました。
電撃15年祭の時も似たような構造になってましたね。

●イベント参加方法

 往復はがきにての事前応募の上、抽選で各ステージ毎に200名程度当選し、当選した人には参加ハガキが送られてきたようです。
Masaも何枚か送ったのですが全てハズレ。
所が、心やさしい方が余った分を譲ってくださったのでなんとかステージイベントに参加することができました。
感謝です。
当初各200名と発表されていたのですが、整理番号が200より大きい人もいたようです。

 開演の13時から25分前に、UDXの2階の待機列にハガキの整理番号順に並びました。

●イベント出演者

 今回の出演者の方々は以下の通り。

  • 水樹奈々(アリソン、リリア役)
  • 時雨沢恵一(原作者)
  • 西田正義(監督) (敬称略)

 以上の3名でした。
ちなみに司会はジェネオンエンタテイメントの宮川さんでした。
調べてみたら、ひょっとしたらプロデューサーの宮川みちよさんなんでしょうか?
単に司会者、と言うよりは製作スタッフの一員だったような口ぶりだったので。

●イベント内容

○プロモーション映像上映

 アニメ「アリソンとリリア」の様々なシーンを編集した映像が暫く上映されました

○ゲストの登場

水樹 :アリソンとリリアでアリソンとリリア役のやらせていただきました水樹奈々です(笑
時雨沢:アリソンとリリアの原作者の時雨沢恵一です。
西田 :アリソンとリリアの監督、西田正義です。
宮川 :25話終えての感想いかがでしたか?
時雨沢:いい最終回をありがとうございました。

○エピソード

水樹 :収録外の事なんですけど、NHKさんのイベントで、先生があまりにも面白くて
 (ここでスクリーンにイベントの模様の写真が映し出される)
水樹 :ちょっと、うかつな顔してるんであんまり写さないで
 (さらに水樹の顔をアップに)
水樹 :やだもう寄らないでよ!
水樹 :4人でじっくりトークするのは初めてで、先生のいろな事が引き出せて
水樹 :CDも買ってくださって
時雨沢:もうiPodに入ってます! 時雨沢:今日も来る時聴いてきました
    自分で買って、見本って書いてあるのははもったいないので風を切らずに
    でも応募券だけは使おうかと(笑
宮川 :この日の為の書き下ろしの生アフレコがあったそうで
時雨沢:水樹さんに「好き」と言わせるだけの為に書きました!
    脇で聞いていて『録音しておけばよかった!』と思いました
    どこかに音源ありませんかね? 時雨沢:きっと本(脚本)はよければDVDで収録しますので


西田 :カメラですね
    ディテールのために監督からカメラをお借りして
 (スクリーンにトレイズのカメラが映し出され、本物の先生のカメラも登場)
時雨沢:書いてる時に買おうかどうか迷って買ったものです
    資料代でカメラ代が申告できる為に出しました!
 (スクリーンに映し出されるトレイズのカメラを指して)
    これが証拠画像として使えますね! 西田 :モデルガンとかも結構多くて
    2丁ほどお借りしました
時雨沢:大きすぎて郵送で送れなくて、引越し荷物として送りました
    長さが1.5mくらいあって
宮川 :9話でヴィルが列車から撃ったものですね
西田 :先生から『銃は必ず人を殺してくれ』って言われました


時雨沢:アフレコにできる限り立ち会おうと
    締め切りの関係で行けなかった4回を除いて
 (スクリーンに最終回アフレコ後のキャスト、監督、作者の記念写真)
時雨沢:すごいな~と感動しきりでした
宮川 :と言う事は26回中22回もいらしてたんですね
時雨沢:朝早起きしてラッシュの電車に揺られて
宮川 :お住まいはどちらで?
時雨沢:神奈川で、結構遠い所で
時雨沢:声優の生の演技は凄い
宮川 :前日泊まって原稿やりながら参加した事もあったそうで
西田 :水樹さんと是非競演したいと
時雨沢:ガヤで参加して、8話の群集で
水樹 :先生も監督も、私もみんなで
    アリソンとリリアはキャストが少ないので、みんなで何回も重ね撮りして
    やっと群集の声になったんです
宮川 :先生はこう言った経験は初めてで?
時雨沢:初めてです、最初で最後です
宮川 :最後って!
時雨沢:あの中の入ると全然しゃべれなくて
    1m前で山寺さんが演技してて、何しゃべればいいんだ?と
    2回から3回?位撮りましたね
    クレジットがなかったですね


水樹 :これまた作品と関係ないんですけど、私8月にカーとの耐久レースに出まして
 (スクリーンに水樹がカートを運転している写真が写される)
西田 :全然アリソンとかプリントされてないじゃない!
水樹 :ポケモンとか書いてあって、私も映画しか出た事ないんですけどね
水樹 :この時ず~っとっ先生に写真を撮ってくださってて
    この写真も先生が撮られたんです
水樹 :この時アックス役の豊口めぐみちゃんとか、音響監督の三間さんなんかも一緒に出場してて
水樹 :先生なんか前乗りして撮影ポイントをチェックしてたんですよ!
時雨沢:この時写真が1000枚位あって、DVDで水樹さんに送りつけたんですけど、後から思うと酷いな
 (スクリーンにチェッカーフラッグの瞬間の写真が映し出される)
時雨沢:まっすぐ前を向いてゴールしてますね
水樹 :いや、その前とかはちゃんとみんなを見てたんですよ?
    でもやっぱりゴールの瞬間は前を見て『やった、ゴールだ!』って
宮川 :すごい体力とかよく持ちますね
水樹 :いや、やっぱり大変でしたね
    朝は平気だったんですよ、ハンバーグ、おにぎりとか食べて
    でも終わった後はもう何にも、飲み物しか受け付けなくて
宮川 :でも聞くところによると中々いい成績だった、と?
水樹 :……まぁ、そ、そうですね~?!
宮川 :じゃぁぜひ来年も
時雨沢:いい機材を
水樹 :またアニメに出して領収書を(笑
時雨沢:経費で望遠レンズを(笑


時雨沢:DVDの特典です
    この3人+くまいさんで
    滅茶苦茶緊張しました
    髪の毛をばっさり切って
水樹 :それまでは会っても挨拶程度で
    ちゃんとお話できたのはあの撮影現場が初めてで
西田 :調布のカフェで、後ろで飛行機が飛んでましたね
    水樹さんはいつも打ち合わせ打ち合わせでバタバタしてて
    売れっ子は違うな、と(笑
水樹 :みっちりと収録してましたね
水樹 :ロン毛をばっさり切られてて
西田 :失恋?
時雨沢:いや、スキューバ
時雨沢:みんなに『短いのいいね』って言われて
    どんなにウザがられてたかが分かる
水樹 :どっちも似合うけど、短い方がより魅力的だって事ですよ
西田 :どっかの代理店の方が見学に来てたのかと思いましたよ
時雨沢:前半は(髪が)長くて、後半は短かった
    2月の寒い時に始まって、真夏に終わった
時雨沢:DVDの2巻で収録されているので、水樹さんはしっかり見て、
    私は早送りして!


宮川 :実は今日からNHKの地上波で放送が始まりました
時雨沢:知り合いの中に、アンテナを持っていない方も少なからずいて
水樹 :これでウチにママにも見せられます!
西田 :実家の水樹家にはBSないのですか? 時雨沢:そこ突っ込むところですか?!
西田 :水樹さんならひょひょいのひょいで買えそうですが

○見所、お薦め、ベストシーン

宮川 :水樹さん、時雨沢先生、監督全員のお薦めシーンがこちら
 (13話の、アリソン編のラストが写される)
宮川 :これは原作にないエピソードなんですよね?
 (途中でアリソン⇒リリアと切り替わる)
水樹 :変わってない!
    でも気持ちが大事なんです
    声を意識的に変えるんじゃなくて、ニュアンスで
宮川 :こういう体験は初めてですか?
時雨沢:『アリソン役は水樹奈々さんです、リリア役も水樹さんです』
    配役を聞いてぽかーんとしましたよ
西田 :でも芯の部分を演じられるのは水樹さんしかいないですよ


 (アリソンとヴィルの夕日の中での別れのシーン)
水樹 :この時ホントはアリソンのお腹には子供がいるんですよね
    しかもヴィルが別の人間になって、もう会えないかもしれないのに
    笑顔で送り出すなんて、私にはできない
    アリソンがんばりすぎだから!
時雨沢:原作にないオリジナルシーンで、嬉しかったですね
    綺麗に13年?15年?13年分をストンと飛ばして頂いて、良かったです


宮川 :じゃぁ次は監督のお薦めシーン
 (アリソンとヴィルが水上飛行機を奪って飛び立つシーン)
 (ヴィルが列車の中から、対岸の線路上を走っている戦車を狙撃するシーン)
西田 :デザインの時から色々ご指導いただいていたんですよ
 (アリソンが飛行機を操縦するシーン)
水樹 :すごく気持ちよかったですね
    絵が動いていて、凄く気持ちよく飛ばしていただきました


 (ベネディクトとフィオナのラブシーン)
時雨沢:ベネディクトとフィオナのイチャイチャバカップルですね
水樹 :もー、麻美子ったらー♥
西田 :さっき歌っていた方ですね
 (※前の乃木坂春香のステージでは能登さんが歌を歌っていました)
水樹 :ちょーかわいい♥
 (延々とベネディクトとフィオナのイチャイチャシーンが流れ続けてます)
水樹 :後ろでキャスト陣も『なーに言ってんだ!』って
    内海さんも『山寺、お前はいつもいい男ばっかりでうらやましい』と言ってました
西田 :スタッフも『早く終わらないかな?』と
時雨沢:キスすらしないアリソンとヴィルの代わりとして
    文字でキー叩いてるときは特に何も感じなかったですけど、絵が付いて音がついて声が付くと
    こんなにも素晴らしいです
    素晴らしいんですけど、原作者として居た堪れないです
宮川 :土曜の朝でこんなシーン流して大丈夫なんでしょうか?
時雨沢:偉い人が決めたので、大丈夫でしょう


 (教会でヴィルがアリソンに一緒に暮らそうと言うシーン)
水樹 :教会でのシーン、12話ですね
    『もう攻め込むしかない!』
    胸倉掴んでるんですよ?そして最後には押し倒す
    ベネディクトとフィオナの二人はイチャイチャしてるのに
    なんであたしゃ『オラー!』、どうなのよ?

○終わりの言葉

宮川 :もうそろそろ終わりの時間となりました、まだ色々話し足りないでしょうけど、
    その気持ちも込めて一言ずつお願いします
西田 :またこれから地上波の方での放送が始まります
    引き続きご声援いただきたいです
時雨川:今スピンオフが続いています
    「メグとセロン」ですね
    アニメの方にも出していただき嬉しいです
    そちらもよろしくお願いします
水樹 :BSは終わったけど、地上波でまた始まったので、
    見逃した方はぜひ
    かっこいい飛行機、山寺さんのかっこいいところ、
    麻美子の可愛いところ、そしてあたしの暴力(笑)、
    ぜひ見てください
宮川 :このあと17時から、上のシアターでアリソンとリリアの第1話を上映するので
    見ていってください

●イベントの感想

 アリソンとリリアのイベントもこれで3度目になりますか。
最初は3月末の東京国際アニメフェアでのステージ。
水樹さんとくまいさん、そして原作者の時雨沢先生でした。
次は8月にあったNHKホールでのトークショー。
水樹さん、くまいさん、時雨沢先生に西田監督。
そして今回のイベント。
基本的に水樹さんが出演するトークイベントと言うのは他の出演者のトークががあまりにも面白すぎて、水樹さん自身が霞んでしまうパターンが結構多いんですよね。
でも「アリソンとリリア」だと、割りとしゃべりが聞けるので、いいイベントでした。
時雨沢先生が最初ロン毛だったのが途中から短髪になり、サワヤカ度や高感度が上昇しました。
思ったよりも面白い事話されるし、兵器や武器、乗り物やカメラ等にも造詣が深く、中々興味深い話も聞けました。
ハガキ1枚当たれば参加できると言う点はリーズナブルで嬉しいのですが、やはりこの手のステージイベントだと当選者が少ないのがネックですね。
もうちょっと当たりやすいイベントにしてくださいよ。

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